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My辞書(カスタム辞書)の設定方法

My辞書を設定してより柔軟な表記の統一、表記ゆれ、禁止語のチェックを

清原弘貴 avatar
対応者:清原弘貴
2週間以上前に更新

My辞書(カスタム辞書、ユーザー辞書)は用語・表記ゆれよりも柔軟なチェックを可能にする機能です。日本語の分かち書きや品詞(形態素解析)を考慮したマッチングルールの作成が可能です。

My辞書でできること

My辞書機能を使えばこんなことができます。

  • 「楽」という名詞にはマッチさせるが、「楽勝」にはマッチさせない

  • 「見る」という動詞のすべての活用形にマッチさせる

  • 「の様子」にマッチさせたいが、「この様子」にはマッチさせたくない(単語の分かち書きでマッチ)

少し設定は複雑になりますが、禁止語の設定や柔軟な表記ゆれの設定に活用できます。

My辞書の設定方法

My辞書のルールには以下の項目を設定します。

  • ルール(必須):マッチさせる単語の表記

  • 品詞:動詞や助詞といった品詞

  • 動詞活用形:「五段活用」といった動詞の活用形(後述)

  • 重要度:指摘が赤色の「エラー」か、オレンジ色の「警告」かの選択

  • 置き換え:マッチした箇所に提案する置き換えの文字

  • 指摘の理由:ルールの簡単な理由(「送り仮名」、「禁止語」などの種類でまとめるため)

  • 指摘の説明:ルールの詳細な説明。指摘を一覧表示する際に閲覧可能

分かち書きの説明

このルールは分かち書きされた単語にマッチします。

例えば「テストを試しました」という文は、以下のように分割されます。

  1. テスト:名詞

  2. を:助詞

  3. 試:動詞(五段-サ行)

  4. し:動詞

  5. まし:助動詞

  6. た:助詞

このとき、「テスト」や「試」という単語にちょうどマッチするルールや、「テストを」、「ました」のように複数単語にマッチするルールがShodoのエディター上で指摘されます。反対に「スト」や「試験」、「ますか」のような単語の区切りにマッチしないルールは指摘されません。

動詞の設定方法

動詞の場合、「動詞活用形」を設定することでより詳細な条件を指定できます。例えば「見る」という動詞は「見・ない」と活用する「上一段活用、マ行(み)」としてマッチが可能です。

動詞は以下のように単語分割されます。

  • 五段活用:乗・ら・ない

  • 一段活用:見・ない

「乗」、「見」などでルール設定することで、「乗ら」、「乗り」などの活用形のすべてを登録しなくて済むように作られています。

注意:「見れる」など可能動詞となった単語は「見る」とは別に登録する必要があります。

My辞書の一括インポート

ShodoのMy辞書の設定画面から、Excelやスプレッドシートのデータを一括で入稿できます。

また一括での削除にも対応しておりますので、データの更新時は一括削除→一括入稿とすることで情報のリセットができます。

画面の「CSVファイルでインポート」をクリックすることでファイルのアップロードが可能です。

以下のようにファイルを指定する画面が表示されます。

それぞれデータの列や、読み込み始めの行を柔軟に設定できます。

便利なMy辞書テンプレート

入稿用のデータ作成時は、以下のスプレッドシートをご利用ください。

My辞書の一括インポートに使えるテンプレートはこちら。


こちらのシートをお客様のGoogle Driveに複製し、編集してインポートすることが可能です。

入力が完了すれば「ファイル」→「ダウンロード」から「カンマ区切り(.csv)」をクリックしてファイルをダウンロードし、そのCSVファイルをShodoの入稿画面より指定してください。こちらのテンプレートを使っている場合、列と読み込み始めの行の設定変更は不要です。

Excelシートの場合は以下の手順でインポート可能なCSVファイルを作成できます。

表記ゆれを記載したExcelファイルのシートを開いて、以下のように操作してください。

1. メニュー「ファイル」から「名前をつけて保存」をクリック
2. ファイル形式を「CSV UTF-8(カンマ区切り)(.csv)」に変更してファイルを保存

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